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映像業界の常識|「画」と「絵」の違い、分かりますか?

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 【映像業界の常識|「画」と「絵」の違い、分かりますか?】 #動画編集 #映像編集 #Premiere 映像業界では当たり前のように使われる 「画」と「絵」。 どちらも「え」と読みますが、 その違い、ちゃんと分かっていますか?🤔 この2つ、実は指しているものがまったく違います👇 業界では自然に使い分けていますが、 映像を始めたばかりの方は意外と知らないことも多いのでシェアします。 🔵 「画」とは? 📹 実際に撮られた・記録された映像そのもの 技術的・物理的な「結果」を指します。 📝 例 ・「引きの画も撮っておこう」 ・「画がつながらない」 ・「画と音がズレる」 👉 編集マンやカメラマンが使う場合は、 「画」になることが多いです。 🟠 「絵」とは? 🎨 画面から受ける印象・意味・演出意図 人の感覚や感情に関わる部分です。 📝 例 ・「絵コンテを用意する」 ・「ラストの絵が持たない」 ・「照明での絵作りが上手い」 👉 ディレクターや演出家が使うのは、 「絵」が多いです。 ⚠️ 紛らわしい例 「暗い画」→輝度が低い 「暗い絵」→悲しい・不穏な雰囲気 メールでこの使い分けを間違えると、素人っぽく見えるので要注意です✉️💦 なお、あくまで映像業界での使い分けですので、実際の日本語の定義と異なる場合があります。

H.264で書き出すと画と音がズレませんか?

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【🎞️H.264で書き出すと画と音がズレませんか?🔊】 Premiereで長尺の映像を編集したあと、 H.264で書き出すと画と音がズレることはありませんか?🤔 実はこれ、Premiere特有の問題というより、 他の編集ソフトでも見られる、H.264の特性に起因した現象です。 🔴 主な原因 H.264での書き出しでは、 映像と音声を内部的に別々に処理した後、最終的に同期させて1つのファイルを生成しています。 その過程で、 🔸 重いエフェクト処理 🔸 48kHz と 44.1kHz の音声素材の混在 🔸 マルチスレッド処理や高圧縮によるタイミング誤差 などが重なると、わずかなズレが発生します。 このズレは書き出し中に徐々に蓄積されるため、 📉 ファイルの後半になるほど顕著になります。 特に⏱️ 2時間を超えるライブ映像では、 アンコール部分で約5フレーム前後のズレが発生することも珍しくなく、 😱 リップシンクが完全に破綻してしまうケースもあります。 🔴 回避策 私の場合、納品用データはProResで書き出すようにしています。 また、 🎥 試写用であっても一度ProResで書き出し、そこからH.264にエンコードすることで、 画と音のズレはかなり抑えられます。 ✅ まとめ 長尺案件をH.264で書き出した場合は、 👀 必ず映像の後半部分で音ズレをチェックしましょう。 

編集の終わらせ方|ピクチャーロックを意識しよう

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 【編集の終わらせ方|ピクチャーロックを意識しよう 🎬】 映像編集をしていると、 「ここの編集点が気になる」 「テロップのタイミングを、もう3フレ遅くしたい」 など、細かい部分が気になってなかなか先に進めないこと、ありませんか?🤔 また、完成したと思って最初から見直すと、 「やっぱりこのSEが大きいな」 「ここはカットしても良かったかも」 と、次々に気になる点が出てきて終われないこともあると思います。 私自身、長い間この問題に悩まされてきました。 今回は、そんな経験から考えた 「編集の終わらせ方」をご紹介します👇 1⃣ 80%ルール ✂️ クリエイティブ作業は、どうしても完璧主義に陥りがちです。 ですが、最初から100%を目指すと、編集はほぼ終わりません。 一度 80%の完成度で“次に進む” ことを意識しましょう。 残りの20%は、後工程や客観視の中で詰めていく方が効率的です。 2⃣ 客観視の時間をつくる 👀 同じ映像を長時間見続けていると、 自分の感覚がマヒして違和感に慣れてしまいます。 時間を空けて、頭をリセットすることが重要です。 私は必ず 翌日に見直す ようにしています。 3⃣ 期限を設定する ⏰ オフライン編集に時間をかけすぎると、 🔸テロップ入れ 🔸音効 🔸微調整 に割ける時間が減り、結果的に全体のクオリティが下がります。 各工程ごとに作業スケジュールを立てましょう。 私は必ず 予備日 も設定しています。 4⃣ ピクチャーロックを意識する(重要)🔒 映像制作には 「Picture Lock(ピクチャーロック)」 と呼ばれる段階があります。 これは、主要なカットや構成が確定し、 それ以降の変更が大きな影響を及ぼす状態 を指します。 ポイントは👇 「もう直さない」ではなく、 「直すと影響範囲が爆発する状態」 という認識です。 ピクチャーロックでは、 🔸カットの順番 🔸フレーム単位での尺 が固定され、 その後は テロップ・ナレーション・BGM などを積み上げていく工程に入ります。 一方で、 🔹グレーディング 🔹ぼかし 🔹音量バランス といった作業は、ロック後でも問題ありません。 「ピクチャーロック」を設定することで、 微修正地獄や無限ループから抜け出せます。 5⃣ 他人の目にさらす 👥 最終的には、 🔸先輩編集マン 🔸...

マニアックな映像業界用語10選

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 【マニアックな映像業界用語10選】 なるべくマイナーな映像業界用語を10個集めてみました🎥 7個以上分かれば合格です! なお、使われなさ過ぎてすでに死語になっているものもあるかもしれません。 1⃣ ノンモン Non-Modulation(ノン・モジュレーション)の略。 CMや番組の冒頭・末尾に入れる、通常15フレ(0.5秒)の無音部分。 例:「ノンモン明けからBGMスタート」 2⃣ アゴ(食費) ケータリング代・食費のこと。 例:「アゴを使う」=よく食べる 派生:アゴアシマクラ(食費+交通費+宿泊費) 3⃣ セッシュ 身長差を調整するため、箱馬などで人を高くすること。 俳優・早川雪洲がハリウッドで使われていたことが名前の由来。 例:「セッシュ用に箱馬2段用意して!」 4⃣ テレフレ テレビフレーム(安全領域)の略。 オーバースキャンを考慮した、確実に表示される範囲。 例:「テレフレ内に収めて」 5⃣ ケンカカット 編集で、わざとテンポが悪く・不自然に見える繋ぎ方。 コメディやホラーで意図的に使われる隠語。 例:「ここはあえてケンカカットで」 6⃣ よだれかけ 人物照明で、顎下〜胸元に落ちる黒い影。 逆光が強いと出やすい。 例:「よだれかけ出てるから消して」 7⃣ チビモニ MA室などで使う小型モニタースピーカー。 対義語はデカモニ。 例:「チビモニで一回聞かせて」 8⃣ 噛ます SEや効果音を、強く・派手に当てること。 例:「ここでSE噛まして」 9⃣ 味付け 色調補正・グレーディングによる雰囲気作り。 例:「もうちょっと味付けして」 🔟 ダブルエックスポジ Double Exposure(ダブル露光)の略。 二つの映像を重ねて表現すること。 例:「ここダブルエックスポジで」 ※単純なオーバーラップより、残像・幽霊感を強調するニュアンスで使われることが多い。 他にもマニアックな映像業界用語があれば、ぜひ教えてください👀✨

下に配置した図形の色が滲む問題

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 【下に配置した図形の色が滲む問題】 同じ画像をずらして配置したり、シャドウを使ったりして、付箋のような座布団を作成することがあると思います。 ただ一つ気を付けたいのが、後ろの画像やシャドウの色が滲む場合があるんです。 特に後ろの色が蛍光色など派手な色の場合、目立ってしまい 非常にみっともない結果に…💦 「これくらい…」と思われがちですが、クライアントによっては厳しくNG🙅を出してくるので、対処法を覚えておきましょう。 🔍 原因 Premiere を含め映像編集ソフト全般に言えますが、画像を処理する際にちらつき防止のためのアンチエイリアス処理(1ピクセルのぼかし)✨ をしています。 そのため、まったく同じ大きさの画像でも、 🔸 ぼかし部分が半透明になり背景が透ける 🔸 特に画像のエッジがピクセル境界とズレると、ぼかし領域が増えて滲みが強くなる という現象が起こります。 🛠 対処法 🔴 画像の縦サイズが 偶数 の時 位置 + アンカーポイント(Y軸)が整数だと滲む ➡️小数点以下を 0.5 にすると改善✨ 例)📌 位置 Y:933 → 933.5 に変更 🔴 画像の縦サイズが 奇数 の時 ➡️ 位置 + アンカーポイント(Y軸)が整数になると滲まない👍 💡 ポイント 奇数偶数で覚えるよりも… 🔧滲んだら位置 or アンカーポイントを 0.5 動かす! ✅これだけでほとんど解決します。

上手(かみて)と下手(しもて)って?

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 【上手(かみて)と下手(しもて)って?】 意外と知らない人も多い「上手」と「下手」 映像制作、とくにコンサート・舞台系の現場では頻出ワードなので覚えておきましょう。 🎭 上手(かみて) 観客(客席)から見て 右側 ※ステージ側から見ると 左 になるので注意。 🎭 下手(しもて) 観客(客席)から見て 左側 ※こちらもステージから見ると逆になります。 ✨ なぜそう呼ぶの? 能舞台や神事では、神や貴人(上位者)が向かって右側に配置される慣習がありました。 👉 神座(かみざ)=右側 👉 下座(しもざ)=左側 この呼び方が転用されたとされています。※諸説あり 😵 たまにある誤解 「上手=上方漫才(大阪)が由来」という説がありますが、上方漫才の成立は明治末以降なので 時代的に合いません。 🎬 実際の現場ではこう使う 🔸「もっと右に寄って」 🔸「左からライト当てて」 と言うと、どちら基準かで混乱することがあります。 👉 そこで 🔹「もっと上手に寄って」 🔹「下手からライト当てて」 と指示すると、全員が同じ方向で認識できるため安全です。 ⚠️ 注意点  メールや文章だと 🔸上手(かみて) 🔸上手(じょうず) が混在して 混乱しがち です。 特に上手(かみて)を「上(かみ)」と略す方がいるので要注意 です。 📌 例: 「上からテロップを出す」 → うえ(上方向)? → かみ(右側)? ✏️ 文脈によってはフリガナを付けると事故防止になります。

映像編集プロの現場|TV番組編

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【映像編集プロの現場|TV番組編】📺✂️ 今回は 30分のトーク番組 を例に、TV番組編集がどのような流れで進むのかを解説します。 局内制作ではなく、制作会社に外注されるケースを想定しています。 また局や番組、制作会社によって進め方が違うことも多いので、「私のところではこうしてる」などがあれば教えてください! 1⃣ 仮編集(オフライン編集) 番組の完成形を決める、最も重要な工程です。 場所は 🔸制作会社内 🔸オフラインセンター ディレクターが一人で編集する場合もありますが、エディターが付くケースも多いです。 不要部分を削り、順番を入れ替えながら試行錯誤。 撮れ高によっては 1週間以上かかることもあります。 🔸オープニング/エンディングなどの決まりパートはこの段階で入れる 🔸CM位置も確定しており、完成尺までキッチリ詰める 🔸BGMやSEは入っていないことも多い 🔸仮ナレーションは ディレクターやADの声で入れるのが一般的 またこの段階から並行して、 CG・テロップ・イラスト・音効などの発注も進めます。 2⃣ 社内試写 制作会社の 🔸プロデューサー 🔸先輩ディレクター などが参加します。 ここで大きなダメ出しが入ると、 修正 → 徹夜 になることもしばしば。 修正を重ね、局試写に備えます。 3⃣ 局試写 局プロデューサーや担当者が参加。 内容のチェックだけでなく、放送基準・表現面での指摘も入ります。 ここで修正が入り、 仮編集 → 再試写  を何度か繰り返すことも珍しくありません。 4⃣ 本編集(オンライン編集) 場所は主にポスプロ。 エディター+アシスタントが付くことが多い 編集ソフトは EDIUSが多いが、最近はPremiereも増加 ここでは内容を大きく変えることは少なく、 🔸本番テロップ 🔸CG・イラスト差し替え 🔸カラコレやエフェクト処理 など、仕上げ作業が中心になります。 5⃣ MA(音仕上げ) ナレーターを呼んでナレーション収録🎙️ BGM・SEを本番用に差し替え、 放送基準に沿ってミックスします。 6⃣ 最終局試写 → 納品 完成版を局で最終確認。 局P・営業・編成などが立ち会うこともあります。 OKが出ればそのまま納品です。 ※ ごくまれに、放送直前で微修正が入ることもあります。