Premiere Proカラーマネジメント解説⑤|シーケンス設定

🎞️Premiere Proカラーマネジメント解説⑤|シーケンス設定 シーケンス設定は、シーケンスごとに個別でカラーマネジメントを調整できる重要な項目です。 設定を間違えると「色が極端におかしくなる」こともあるので、意図しない色空間になっていないか気を付けましょう! ※他のシーケンスには影響しません。 🎨カラー設定 シーケンスのカラースペースを決定します。 日本語化の際の誤訳だと思いますが「ダイレクト録音709」はRec.709(SDR)のことです。 📌SDRで編集してSDR納品なら、ここは必ず「ダイレクト録音709」に! 「白テロップがグレーに見える…」などのトラブルの多くは、ここがHDR設定になっていることが原因です。 📌HDRで編集・納品する場合はHDRを選んでOK。 📤出力カラースペース 書き出し時に使用される色空間を指定します。 ・SDR納品:Rec.709 ・HDR納品:目的に応じたHDRカラースペースを選択 💡出力ピーク輝度 出力カラースペースがHDRのときのみ設定可能。 SDRではグレーアウトして変更できません。 📌通常はデフォルトでOKですが、作品のトーンに合わせて微調整も可能です。 🛠️詳細 🎨作業用カラースペース Premiere Pro内でタイムライン上の映像をどう表示・処理するかに影響します。 📌先ほどの「カラー設定(ダイレクト録音709)」と似ていますが、  ・カラー設定=シーケンス全体の色空間の基準  ・作業用カラースペース=Premiere内での見た目・処理用 と覚えておくと混乱しにくいです。 🔄入力トーンマッピング / 入力色域圧縮 ← 超重要⚡ HDR素材など色域の異なるクリップを、作業中の色空間(例:Rec.709)に合わせる補正処理。 📌必ずONにしましょう! ✅これをオフにすると… 🚫HDR素材がSDRシーケンスで白飛び・黒潰れ💥 → 正しく表示されず、色や明るさが大崩壊します! 📝出力トーンマッピング / 出力色域圧縮 作業用カラースペースがHDRのときのみ有効。 📌書き出しに問題がなければ、両方「なし」でもOK。 ⚪グラフィックホワイトの上書き HDR出力時に、SDR素材(主にテロップなど)の白の明るさを指定。 📌基本はデフォルトの「203ニッツ」でOK。 🎨カラー スペースに応じたエフェクト ONにすると、エフェクト処理がカラースペースに応じて変化します。 📌意図しない見た目になることもあるので、私は無効がおススメです。 ※最下部の「シーケンスクリップ」は基本グレーアウトして設定を変更できません。「ソースクリップ」でカラースペースを上書きした際に変更可能ですが、見た目におかしくなければデフォルトのままで大丈夫です。






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